
Dindi、って、どういう意味ですか?
とよく尋ねられます。
そうそう、Dindi、どう読むの?という方のために!
ポルトガル語で「ジンジ」です。
時々「ディンディ」とおっしゃられる方もおられますが、
ジンジ、と発音してくださいね。
詳しい方だと
「ジンジって、あのボサノバの?」
と言ってくださいます。
ここはさほどワールドミュージックに詳しくない方のために・・・
Dindi はブラジル音楽、サンバ・カンサゥンの名曲です。
作曲はブラジルが産んだ偉大なるアーティスト、アントニオ・カルロス・ジョビン。
いわゆる「ボサノバ」として皆様がご存知の名曲の数々。
そのほとんどを彼が手がけていると言っても過言ではないでしょう。
「イパネマの娘」、「コルコヴァード」、「ワンノートサンバ」などなど・・・。
繊細で美しいメロディー、聴くものをハッとさせる知的なコード進行、
音楽、サンバ、ブラジルへの限りなき愛・・・。
ブラジルでは彼の偉大さを讃え、リオデジャネイロの国際空港を
「アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港」と呼ぶほど。
そして、「Dindi」。
大好きな曲の一つです。
歌うは「バイーアの花」ガル・コスタ。
(バイーアとはブラジル北東部の州でサンバの源と言われています)
ポルトガル語バージョン、英語バージョンとありますが、どちらも美しい歌詞です。
で、この曲が大好きだったので、当時(16年前)飼い始めた猫の名前をジンジにしました。
若き日のジンジちゃんです。
お店を開業するとき、ブラジル音楽をはじめ、各国の素晴らしい音楽をたくさん聴いてもらえるお店にしたい!という思いと
大好きなジンジ(猫)を大切に育てたのと同じに、お店も大きく育てるんだ!という思いで
お店の名前をDindiにしました。
猫のジンジちゃんとは残念ながら昨年お別れしてしまいました(涙)。
さてこの曲、ジョビンがブラジルの女性歌手、シルビア・テリスのために作ったと言われています。
店主、シルビア。
これは偶然!
店主シルビアはどうしてシルビアって言うの?という方は
シルビア個人のブログをどうぞ!
最後に、ジンジの訳詞を。拙訳ですが、この世界観が伝われば幸いです。
空、大きく広がる空